技術書典4でサークルチェック漏れした「Libraries of React」の電子版を買って読んだ感想
先日の技術書典4で購入漏れしていた「Libraries of React(れいな@底なし沼の魔女)」を読みました。 megablacklabel.booth.pm
たまたまフォローしていたので、Twitterを眺めていたら購入漏れに気づき、Boothで買いました。 やっぱし、電子版も出してくれると大変助かります。
本著は、作者様が知り得たReact.jsに関する知見のうち
- 流行りに沿ったコーディング
- ゼロコンフィグ・モジュールハンドラー
- 日本語情報の少ない良さげなモジュール
についてまとめてくれた同人誌です。
で、購入したら
了解です!当方、勉強始めたばっかで簡単な管理画面とFirebaseと連携したスケジュール管理アプリ、クイズアプリ作成中くらいなステータスなんであまり期待しないでくださいw
— Ricck/Riki (@Ricckn) 2018年4月26日
とあったので、書きなれないですが感想を書いてみます。
また、私のReact.jsについてのステータスは上にTweetにあるようなレベルで、初期の学習はUdemyの下記講座を利用しました。 www.udemy.com
1章 Stateless Functional Component(SFC)で可読性向上
Functional Componentについては、上記講座で学んだので、Stateを持つ必要がないComponentについてはすでに利用していました。 が、もしどこかのサイトで勉強して書いている人がいる場合、公式のドキュメントを読んでいないとこういう知識は漏れてしまうので、紹介されているのは助かります。
2章 より良くReactを使うテクニック
個人的にはこの章がすごく助かりました。 基本的には動画で学んだことや、ちょろちょろ見ているサンプルコードで知識を得ているくらいなので、この章にかかれている細かいテクニックなどを見落としがちなのが個人的にも課題だなぁと思っていたところです。
たとえば、「JSXのドット記法」なんかはFunctional Componentとして細かくファイル分割されている今の環境では一発で可読性が良くなりそうな知見だなぁと感じます。 reactjs.org
3章 recomposeでHOCsを扱う
Higher-Order Componentsという概念はこの章で初めて知りました。
(わからんこといっぱいあってすごく助かる・・・。)
「作成したComponentに処理を追加することができるラッパー」ということで、大分理解できたのですが、これはちょっと書いてみないと実感できないんだろうなぁという印象。
幾つか記事も合わせて調べてみましたが、Componentの巨大化を防いだり、再利用性を高めるという意味ですごく良いかもしれないですね。
実際どこかで使ってみたい。
とまぁここまで読んでみて、時代はやっぱしSFCで書くのを推奨しているんだなぁと思った次第。小さいアプリくらいだと余り困らないけど大規模になればなるほど困るのかな・・・?
ここは実感として持てるほど経験がつめていないので、なんとか理解できたらなぁと感じるところ。
4章 ゼロコンフィグ・モジュールハンドラー
今のところすでに組み込み終わった、オレオレ webpack.config.js
とか .eslintrc.js
とかでやっているのであまり恩恵はないのかなぁ?と思いました。
ただ、本著にもあるように
選択肢の多さで、コーディング以外のところで体力を使う辛い状況から「設定ファイルを0にして実際の開発に注力する」
の部分もあるように、開始初期はここでかなり躓いた記憶があるので、意義はすごくわかる。
自分みたいに趣味レベルで書いてるくらいだと、コンフィグをいじる機会があまりないので困ってなかったけど、ならむしろこっちでいいんじゃね?という気分はあります。
5章 開発時のお勧めモジュール
styled-componentについて
www.styled-components.com
これは使いたいなぁ・・・。
とにかく、React.jsはCSSをどう書くのが良いのかよくわかって無くて、かと言ってsassを普通に読み込ませるのなぁとおもっていたところ。これ以外も調べてなんかCSS書く方法は検討したい。
今のところは、Material-UIをメインで使ってるので底まで困ってないけど、独自に書きたいというのはそうそう遠くないミライに来る予定なので、準備します。
読み終えて
個人的に一番良かったのが、「一般的な技術書と比べてコンパクトにまとまっている」という部分で、Webの記事以上のまとまり具合、読みやすさで、普通に出版されているよりもコンパクトでライトというのが、すごく気に入ってます。
内容については、とても自分の現状にマッチしていると感じました。
なので上のTweetにもありますが、「とりあえず環境は組み終わった、書ける、いくつか書いてみた、けどベストプラクティスなんぞや」みたいな人にはいいんじゃないかなぁと。
ということで、React.js書いてて楽しいけど周りにあまり聞ける人がいなくてどう書いたら良いんだろ、もっと良い書き方がある気がするみたいに悩んでる人がいたらこちらの本買ってみてください。 megablacklabel.booth.pm
最後に、このような素敵な本を書いていただき、ありがとうございました!!!!!!!!!